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しろねぐの日々を綴る雑記ブログ

グラブル刀剣乱舞コラボのキャラクターフェイトエピソードのネタバレ

2017年9月14日公開 2017年11月6日更新
グラブルでは、仲間にするとエピソードが一人ひとり用意されています。
フェイトエピソードの詳細を載せておきます。
完全にネタバレですのでご注意ください。

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はじめに

フェイトエピソードをみるためのイベントの概要

いつもの時間遡行軍とは違う反応の調査任務中に三日月が突然消えてしまう。
三日月は一人グラブルの世界に飛ばされ、鍛冶職人と出会う。
一方和泉守、山姥切、骨喰、陸奥守、鶴丸は三日月を探しにもう一度現場に赴く。そこで歪みを発見し、飛び込むとグラブルの世界へ。
三日月を探しているとグラン(グラブルの主人公)達に出会い、鍛冶職人を探すももぬけの殻であった。
そこでグランサイファー(騎空艇)に乗り、一緒に探すこととなった。

和泉守兼定

~ある刀剣男士の追憶~
和泉守兼定→和 堀川国広→堀 ルリア→ル

堀「……うーん……」

人の身を持ったばかりの刀剣男士、堀川国広は刀剣男士の拠点・本丸を散策していた。

和「おーい、国広」

堀「あっ、兼さん!何かあった?」

和「いや、調子はどうかと思ってな。人の身に少しは慣れたか?」

堀「兼さん、鋭いなぁ。丁度慣れないなって思ってたところだよ。
兼さんに迷惑かけないように、自分の面倒は自分でみられるようにならなくちゃいけないのに。」

和「まあ、慣れないことだらけだしな。最初は仕方ねえ。オレだってそうだったんだ。
喉は渇くし腹も減る。長く起きてりゃ眠くなっちまう。まったく忙しないもんだぜ。」

堀「どれも最初は驚いたなあ……人の身って便利なようでいて、不便もたくさんあるんだね。」

和「だな。ま、酒が飲めるってのは悪くねえと思うが。」

堀「もう、兼さんったら。ほどほどにしないとダメだよ。」

和「へいへい。
……っと、国広。お前、それボタン掛け違えてないか?」

堀「えっ!?本当!?嫌だなあ、着替えもまだ慣れてなくって……」

和「しょうがねえな。こっちのボタンが、こう……
……よし、これでいい。」

堀「ありがとう、兼さん。……これじゃ、兼さんの助手失格だね。」

和「おいおい、この程度で気にしすぎだろ。
まっ、見た目が良くて損するってこともねえ。これから気をつけりゃいいさ。」

堀「うん……そういえば、見た目といえば兼さんの羽織。
僕たちの主……いや、元の主の土方さんを思い出すね。」

和「だろ?こいつを着てると気分も引き締まるってもんだぜ。」

堀「かっこいいよ、兼さん。よく似合ってる。
……土方さんのときは……最後まで一緒に戦うことはできなかったんだよね。」

和「ああ……そうだな。そいつはオレも心残りだぜ。」

堀「また、兼さんと一緒に戦うことがてきて本当に嬉しいよ。今度こそ……」

和「国広。あんまり元の主との記憶に引っ張られすぎるなよ。」

堀「えっ……?」

和「元の主はオレ達の誇り……その思いは変わらねえ。
だが、今のオレ達の主は審神者だ。オレ達は刀剣男士として、審神者の命に従う。
そこだけは、了見違いするんじゃねえぞ。」

堀「……うん、そうだね。」

和「……さて、立ち話してたら腹が減ったな。そろそろ飯の時間だ、行こうぜ。」

堀「うん!」

ー場面はグランサイファー(騎空艇)へー

和「…ん…
ふわ…………なんだ。今のは夢、か……
……国広……」


ル「あれ?イズミノカミさん。こんなところで、どうしましたか?」

和「ん?ああ、いや……ちょいと眠りこんじまったみたいだ。風と日差しが気持ちよくてついな。」

ル「ふふ、今日はいいお天気ですもんね!洗濯物もよく乾きそうです。」

和「違いねえ。日本晴れってのは気持ちがいいよな!」

ル「ふあ!?あわわ、髪が……」

和「オレもお前も、髪が長いから風に巻かれるとどうにもなあ。」

和泉守兼定とルリアは、それぞれの髪を手櫛で整える。

和「っ……」

ピアスに髪がひっかかり、和泉守兼定は手を止める。

和「……」

ル「どうかしましたか?イズミノカミさん。」

和「ああ、いや……」

ビィ「お?羽織の兄ちゃん!こんなところに居たのかよぅ!」

和「おっと、オレに何か用か?」

ビィ「困ったもんだぜ!白い兄ちゃん達が艇の動力部ではしゃいでてさ。
はぁ……ラカムが困ってんだ。羽織の兄ちゃん、なんとかできねぇかな?」

和「……白い兄ちゃん達……鶴丸と、あとは陸奥守か……?
ったく、あいつら……!
解った、すぐ行って大人しくさせてやる!
悪いが、その動力部とやらに案内してくれ。」

ビィ「へへっ、羽織の兄ちゃん頼りになるぜ!動力部はこっちだ!」

和「おう!」

思わぬなりゆきから空の世界での旅を余儀なくされた刀剣男士達。
帰り道を探しながらも和泉守兼定は主人公達と交流を深めていくのだった。

三日月宗近

~縁由語りて~
三日月→三 鍛冶職人→鍛冶

三「ふむ……」

ゆっくりと辺りを見回した三日月宗近は小さく首をかしげる

三「ここはどこだ?皆も見当たらんようだが……
どこかの時代に飛ばされたか……だが、こんのすけもいないとなると戻ることもできんな。
…………
困ったな。」

まるで困った様子もなく言った三日月宗近は、庭を散歩するようにのんびりとした足取りで歩き始めた。

木々の間に響いていた高い音を辿るようにして、三日月宗近は質素な小屋に辿り着く。

三「この音は……」

?「師匠!もうやめてください!」

三「ふむ……誰かいるな。」

三日月宗近は、声がする建物の中を覗き込む。

弟子「本当に、どうしちゃったんですか!?師匠!」

鍛冶「ぐ……」

建物の中では赤い火が燃え、男が弟子の制止を振り切って槌をふるっている。
その姿は、どこか異様な雰囲気をまとっていた。

鍛冶「うう……」

弟子「師匠っ!」

三「おお、鍛冶場か。」

金箔した空間に三日月宗近がのんびりと顔を出すと、弟子がはっとして振り向く。

弟子「あの……どちら様ですか?」

三「俺は三日月宗近という。少し尋ねたいことがあってな。」

鍛冶「あ、う……」

弟子「師匠!?師匠!」

気絶してしまった家事職人を部屋に運び、三日月宗近は改めて弟子に声をかける。

三「その者はどうした?鍛冶師のように見えたが。」

弟子「はい……この人は俺の師匠なのですが、少し前からこの調子で……
睡眠も食事もとらずに、ずっと鍛冶場にこもりきりなんです。」

三「先程のようにか。」

弟子「はい。まるで何かにとりつかれてしまったようで……」

三「ふむ……」

鍛冶「…………」

三日月宗近と弟子の視線の先、鍛冶職人は憔悴した様子で眠っている。

三「なるほど、確かに何かにとりつかれているのかもしれんな。」

弟子「えっ!どういうことですか!?」

三「この者から、あまり良くない気配がする。」

弟子「そんな……やっぱりあの時、神殿になんて入るから……」

三「神殿?」

弟子「様子がおかしくなり始めた頃、師匠、近くの村にある神殿に勝手に忍び込んだんです。」

三「ふむ……神殿というkらには何かの神を祀っているのだろうが……祟られたか?」

弟子「師匠、なんであんなことを……」

三「本当に神なのかあやかしの類なのかは分からんが、この気配は……」

暫くして目を覚ました鍛冶職人は顔色はあまり良くないものの、幾分落ち着いた様子だった。

鍛冶「どうやら、みっともないところをお見せしたようですね。」

三「なに、気にするな。
それより、おぬしは鍛冶師だそうだな。」

鍛冶「はい、未熟ながら。」

三「後で、仕事をしているところを見せてほしい。」

鍛冶「構いませんが……
ああ、あなたは立派な刀を持っていらっしゃいますね。」

三「これか?」

三日月宗近は、腰に帯びた刀を示して見せる。

鍛冶「美しい拵えだ……
あの、ご迷惑でなければ見せていただいても?」

三「うん、構わんぞ。」

三日月宗近は、自身の刀を鍛冶職人へと差し出した。

鍛冶「これは……
なんと見事な……!」

三「そうか。」

鍛冶「このように美しい刀は見たことがありません。
どなたが打たれたものかは存じませんが、自分などまだまだだと思い知ります。」

三「おぬしの腕もなかなかだと思うがな。」

鍛冶「いえ、私は……」

三「この剣。」

三日月宗近は部屋に置いてあった剣を示して見せる。

三「おぬしが打ったものだろう?」

鍛冶「はい、そうです。」

三「良い剣だ。生き生きとした力強さを感じるぞ。」

鍛冶「そうでしょうか。」

三「今はまだ生まれたばかりだが、いつぞや魂が宿るやもしれん。」

鍛冶「……武器に魂が?」

三「気持ちや情熱を込めて作られたモノには、相応のものが宿ってもおかしくはない。」

穏やかな口調で淡々と語られる三日月宗近の言葉に鍛冶職人はゆっくりと頷く。

鍛冶「……そうかもしれません。
あなたは、とても不思議な方だ。」

鍛冶場に、槌の音が響く。

三「…………」

鍛冶「……よし、これはここまでにしよう。」

弟子「はい。」

弟子は、額に滲んでいた汗をぬぐって顔を上げる。

弟子「ミカヅキさん、暑くないですか?」

三「気にならないぞ。」

鍛冶「……見ていてもつまらないのでは?」

三「そんなことはない。
炉の熱に槌の音……どれもとても心地良い。」

鍛冶「そうですか。」

三「うむ。休憩をするのなら……
…………」

三日月宗近は、不穏な気配を感じて腰を上げた。

鍛冶「ミカツキ殿?」

弟子「あれ?お客さんですかね?」

外から聞こえてきた物音に弟子が反応する。

弟子「俺、出てきます。」

三「待て。」

弟子「え?」

三「二人はここで大人しくしているといい。
……あれは、人間の手には余る。」

言い置いた三日月宗近は、一人で外へ出ていこうとする。

弟子「ミカヅキさん!どうしたんですか?」

三「できるなら、なるべく遠くへ逃げろ。」

一人で鍛冶場の外に出た三日月宗近の前に姿を現したのはー

アマツマウラ「グォォーーー!」

三「部隊の皆といた時に感じた気配はこれか……随分と大きいな。
悪いがあの二人には手を出させん。」

アマツマウラ「ガァァアアーー!!」

三「……これはこれは。」

星晶獣の攻撃を受けた三日月宗近ががくりと膝をつく。

三「力が入らんな……」

アマツマウラ「グウゥゥ!」

三「…………」

鍛冶「ミカヅキ殿!」

三「む……」

アマツマウラ「ガアァーーー!!」

鍛冶「ひっ……!」

三「ふん!」

アマツマウラ「グオォーーー!」

三「くっ……」

鍛冶「ミカヅキ殿!刀が……!」

星晶獣は、力を失った三日月宗近の手から刀を弾き飛ばしてしまう。

三「…………」

アマツマウラ「ガアァッ!」

三「っ……!」

星晶獣の手が、三日月宗近を捉える。

鍛冶「ミカヅキ殿っ!?」

三「……鍛冶師殿。逃げろ。そして、できれば……」

三日月宗近は、手から離れてしまった自身の刀へと視線を投げる。

三「刀を、守ってくれ。」

アマツマウラ「オォォー」

何も見えず、何も聞こえない暗闇の中ー

三「ふむ、ここは……
……あのあやかしの中か。」

三日月宗近は、動かせる身体もないその空間の中で、辺りの様子を探る。

三「どうやら、簡単に逃れることはできそうにないな。」

淡々と呟いて、小さく息を吐く。

三「主もあやつらもきっと俺を探しているはずだ。
……後は任せるか。」

山姥切国広

 

~雲流れ、風に舞う~
山姥切国広→山 ルリア→ル

山「…………」

山姥切国広は、グランサイファーの甲板に立って、一人、空を眺めていた。

ビィ「よぅ、マントの兄ちゃん。一人で何してんだ?」

山「別に。空を見ていただけだ。」

ビィ「ははっ、そっか。今日はいい天気だもんな。」

山「そうだな。」

山姥切国広の相槌は短くそっけない。
しかし、ビィは気にした様子もなくその場に留まり、一緒にやって来たグランに向かって話しかける。

ビィ「なぁなぁグラン、このままの風と天気なら、もうすぐに次の島に着きそうだな。」

ビィの言葉に、グランはこくりと頷く。

ビィ「オイラ、次は絶対にチンゴを買うのを忘れねぇようにしねぇと。前の島で、買い忘れたからよぉ……
なぁ、そういえば、マントの兄ちゃんは何か食いたいもんあるか?」

山「いや、特にない。」

ビィ「ん?そうなのか。オイラはリンゴが大好きなんだ。」

山「……そうか。
……お前達……」

ビィ「うん?どうかしたか?」

山「何故、俺に構うんだ?」

ビィ「え?」

ビィとグランは、きょとんとして顔を見合わせる。

ビィ「えっと……ひょっとして、邪魔だったか?」

山「そういうわけではない。」

ビィ「じゃあ、なんでそんなこと聞くんだ?」

山「……写しの俺に構ったところで……」

ビィ「ん?写しってなんだ?」

山「…………
……いや、いい。だが、俺に構っても何もいいことはないぞ。」

ビィ「う~ん……兄ちゃんが何を言いたいのか良くわかんねぇよ。」

山「……お前達は、色々な武器を持っているだろ。」

ビィ「ああ、そうだな。あっちこっち行ってるし。色々手に入れたぜ!」

山「貴重なもの……名剣名刀も多いだろう。」

ビィ「うーん、良くわかんねぇけどどれも大事なもんばっかりなのは確かだな。」

山「そうか。それなら俺なんかに構ってないでそいつらを大切にしていればいい。
俺は写しだ……期待されても困る。」

暗い表情で言う山姥切国広にビィとグランは困惑を深める。

ビィ「あぁ、その、兄ちゃん……なんだかわかんねぇけど、そんなに落ち込むなよ。
えっと……あ、そうだ!そんな布で顔を隠してるから気分も暗くなるんじゃねぇか?
なあ、グランもそう思うだろ?」

グランの選択肢→とろう

山「やめろ!
これがなかったら俺は…」

ル「あー!ビィさん!見つけましたよ!」

ビィ「うわっ!ルリア!?」

ル「ビィさん、私がとっておいたお菓子食べましたね!?」

ビィ「ゥヒッ!兄ちゃん、かくまってくれぇ!」

山「なっ、やめろ!布の下に入るな!」

ル「もうっ、ヤマンバギリさん!ビィさんを出して下さい!」

山「おい!布をめくるな!」

ビィ「やめろ、ルリア!オイラが悪かったから~!」

ル「こらー!ビィさんこそ、隠れるのをためて出て来てください!」

山「尾……お前達がやめろ!」

二人にもみくちゃにされ、山姥切国広は焦った声を上げる。その時ー
強い風が吹いて、山姥切国広の布が大きくひるがえる。

山「くそ……!
だから、離れろ!二人とも!」

山姥切国広は、一瞬外れた布を慌ててかぶり直す。

山「いい加減にしてくれ。」

ル「ふわぁ……!ヤマンバギリさんの髪の毛、きらきらしててすっごく綺麗です!」

山「っ……やめろ。綺麗とか、言うな!」

ビィ「うん?なんでだ?そんな布、いつも外してればいいのによぉ。」

ル「そうです!なんですぐ被っちゃうんですか?」

山「ボロボロになっていれば、俺を比較する奴なんていなくなる……」

ビィ「え?比較って、誰とだ?」

山「……なんでもない。」

ビィ「う~ん、兄ちゃんはわけのわからねぇことを言うなぁ。」

山「……もういい。俺は行くからな。」

山姥切国広は、とうとうその場から逃げ出すのだった。

まとめ

全文書くと長いのでわけました。あらすじは下記事に書いてあります。
ゲーム内ではMENU→ルリアノートで何度も見返すことができますのでこれまた有り難いです。

 

 

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